双子の恋愛物語♪
-葵-
「葵せーんぱーい!!」
後ろから僕を呼ぶ声がした。
明らかに沙菜ではない。
沙菜の声はもっとおしとやかな感じで、大声を出したら"どこからそんな大きい声出るんだろ"って思うぐらいの声で…
その声の主が沙菜ではないことに肩を落としながら後ろを振り返ると、どこかで見たことがあるんだけど思い出せない子が僕に近寄ってきた。
「葵先輩!おはようございます!」
"朝からハイテンションな子だなー"
と感心していた僕。
ちなみに僕は朝はテンションが低い。
というのも低血圧だから朝は機嫌が悪いんだ。
あの紅葉も静かなぐらいだから相当、機嫌が悪いんだろうね。
それに朝からテンションの高い見ず知らずの子に話しかけられるというのはすごく嫌なものでしかなくて。。。
沙菜ならいいんだけどね。。。
そんな事を考えていたら隣の馬鹿女が僕の顔を覗いて、
「先輩朝から機嫌悪そうですけど何かあったんですか?」
とか聞いてきた。
"機嫌が悪いのはお前のせいだよ"
と思いながら、
「君、誰?」
と聞くと、
「沙菜の友達の河口優花ですよ!忘れたんですか!?」
って言われて思い出した。
"ああ、こいついつも沙菜の隣にいる奴だ。この間、沙菜に紹介されたけど沙菜のことしか頭になくてこいつの事なんてすっかり忘れてた"
と思ったから正直に、
「うん。忘れてた。」
って、はっきり言ってやったらそいつは照れながら
「もう!忘れないでくださいよ!」
とか言ってる。
こいつキモっ。。。
…………………………
後ろから僕を呼ぶ声がした。
明らかに沙菜ではない。
沙菜の声はもっとおしとやかな感じで、大声を出したら"どこからそんな大きい声出るんだろ"って思うぐらいの声で…
その声の主が沙菜ではないことに肩を落としながら後ろを振り返ると、どこかで見たことがあるんだけど思い出せない子が僕に近寄ってきた。
「葵先輩!おはようございます!」
"朝からハイテンションな子だなー"
と感心していた僕。
ちなみに僕は朝はテンションが低い。
というのも低血圧だから朝は機嫌が悪いんだ。
あの紅葉も静かなぐらいだから相当、機嫌が悪いんだろうね。
それに朝からテンションの高い見ず知らずの子に話しかけられるというのはすごく嫌なものでしかなくて。。。
沙菜ならいいんだけどね。。。
そんな事を考えていたら隣の馬鹿女が僕の顔を覗いて、
「先輩朝から機嫌悪そうですけど何かあったんですか?」
とか聞いてきた。
"機嫌が悪いのはお前のせいだよ"
と思いながら、
「君、誰?」
と聞くと、
「沙菜の友達の河口優花ですよ!忘れたんですか!?」
って言われて思い出した。
"ああ、こいついつも沙菜の隣にいる奴だ。この間、沙菜に紹介されたけど沙菜のことしか頭になくてこいつの事なんてすっかり忘れてた"
と思ったから正直に、
「うん。忘れてた。」
って、はっきり言ってやったらそいつは照れながら
「もう!忘れないでくださいよ!」
とか言ってる。
こいつキモっ。。。
…………………………