my catty girl~もし私がネコになっても~
「もう熱は下がったかな?」
私は熱で倒れたの?
「解熱剤、またあとでね。昨日、獣医さんにもらったのが3日分あるから」
…えっ、何、獣医??
「あ、お腹すいたかな?今ごはんあげるからね」
何かおかしいな…
「俺ネコって飼ったこと無いんだよなぁ。キャットフードってどのくらいだぁ?」
キャ…キャットフード!?嫌がらせ?はたまた当て付けかなにか??
「はい、どうぞ~」
そう言って学は水とピンク色をしたプラスチックの皿にキャットフードを出して私の前に優しく置いた。
私は洗面所に走った。
顔…姿を確認しよう。
だけど気付いた。目線が床に這うように低い。
洗面台にも自然と飛び乗った。
私は本当に
ネコになっちゃったんだ―。