my catty girl~もし私がネコになっても~
2人は人混みから離れた住宅街を並んで歩いている。
「あのねぇ、学」
「…ん?」
なんとなくハルノの事が気に掛かり、ぼんやりする。
「今夜ね、2時過ぎだったかな…流星群がこの辺りでも見られるらしいの」
「へぇ~、流星群…って流れ星のことだよね?」
「うん、そう。星空の絵を描きたいから、私近くの展望台に見に行くの」
「なるほどね、実際に見た方が描く上でも参考になるもんなぁ」
「…ねぇ、一緒にいこう?」
「…え?」
「流れ星、一緒に見たい。私、学と」