my catty girl~もし私がネコになっても~
「よしっ、願いごとできたぁ。ハルノは?」
私は黙って頷いた。
今夜、私たちは同じ星に願いをかけた。2つの願いは叶うだろうか―
…学?
学の呼吸が乱れてきたのを感じた。
「なんか…くらくらするな」
そろそろ中に入ろう、そう言うとガラス戸をガラガラと閉めて、ベッドに横たわった。
彼の頬、額に顔をすり寄せると、予想以上に熱かった。
熱!?
しかも、多分…
けっこう高い…
「知恵熱かな…あはは…」
責任を感じずにはいられなかった。
…どんどん辛くなってくみたい。呼吸がさっきよりも荒い。
だけど私は…
私には何もできない…
何も…
してあげられない…っ
「…え?」