†声優アイドルの男子高校生†【2】
「・・・・・・抱きしめてぇよ」
俺は思わず、
本音をもらす。
「自分の身体に戻って、
美奈子を抱きしめたい」
「わたしも・・・・・・!
早く、自分の身体に戻って・・・・・・
翔ちゃんに、抱きしめられたいっ!」
見つめ合う俺たち
だが、やっぱり
そこにいるのは、
自分だ・・・・・・
「出ようぜ・・・・・・」
認めたくない現実に、押しつぶされそうになりながら俺は言った。
俺たちは、風呂からあがり。
はやく、クリスマスがすぎるのを待つことにした。
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