†声優アイドルの男子高校生†【2】

「クリスマスが過ぎるのを、待つしかないって思ってます」




黙る美奈子の代わりに、俺は言った。





「クリスマスのイタズラなのねぇ・・・・・・
 まぁ、幸い、今日はイベントだけだし・・・・・・」





がりっとした手で、大森さんは、自分のあごに当てた。





スーツ着て、いかにも、マネージャーって感じだったのに・・・・・・





濃すぎるだろ、
キャラ・・・・・・





すんなり



こんなこと



受け入れられるのはそのキャラだから?






今の俺たちの状況に比べれば




信じる方が簡単か?







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