恋するウサギ
いつもそう。

この前も、その前も。

あたしがちょっと

ぼんやりしている間に

視界から彼は消えてるんだもの。


見つけた背中。

時々気まぐれに振り返る彼の顔に

あたしは笑って足を進める。

でも、速いのだ。


飲み会で出会った彼は

ノリのいいムードメーカー。


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