シルバーブラッド 眠らぬ夜に
自分が中性的なのは、よく分かっていた。
でも、女にしたらかわいい、なんて初めて言われた。
変な感じだ。
「浩之って、具体的にどんな感じが好みなの?
例えばうちの営業所の女の子だったら誰?
本社の女の子でもいいけど」
本社には、数ヶ月に一度、研修で出かけるのだ。
もう何度も行っているので顔なじみの女の子も多かった。
「そうだなあ、誰だろ。
そんな風に考えたこともなかったな」
「そうなんだ。
うちの会社、社内恋愛も社内結婚も多いんだぞ。
薫先輩だって、本社の優秀な営業と付き合ってるらしい」
でも、女にしたらかわいい、なんて初めて言われた。
変な感じだ。
「浩之って、具体的にどんな感じが好みなの?
例えばうちの営業所の女の子だったら誰?
本社の女の子でもいいけど」
本社には、数ヶ月に一度、研修で出かけるのだ。
もう何度も行っているので顔なじみの女の子も多かった。
「そうだなあ、誰だろ。
そんな風に考えたこともなかったな」
「そうなんだ。
うちの会社、社内恋愛も社内結婚も多いんだぞ。
薫先輩だって、本社の優秀な営業と付き合ってるらしい」