シルバーブラッド 眠らぬ夜に
そうなのか。
微かに自分が落胆するのを感じた。
「オレは桐田さんがいいなあ。
ちょっと大人しい系で、でもしっかりしてて」
「へえ。
オレは痛い系の話をよくするから絶対彼女には嫌われてると思うな」
「何だ、お前も桐田さんがいいのか」
牧野は少し怒った口調で言った。
「え、いやそういうわけじゃ。
でもうっかり指とかに身をえぐるような傷とか作ってしまったときとか、つい、必ず、機嫌よく仕事している桐田さんに見せに行っちゃうんだよな」
「悪魔め」
「だって、怪我してるオレより痛がるから面白くて」
「悪魔め。
今度オレも試してみよう。
真剣に怖がってる桐田さんてかわいいもん」
微かに自分が落胆するのを感じた。
「オレは桐田さんがいいなあ。
ちょっと大人しい系で、でもしっかりしてて」
「へえ。
オレは痛い系の話をよくするから絶対彼女には嫌われてると思うな」
「何だ、お前も桐田さんがいいのか」
牧野は少し怒った口調で言った。
「え、いやそういうわけじゃ。
でもうっかり指とかに身をえぐるような傷とか作ってしまったときとか、つい、必ず、機嫌よく仕事している桐田さんに見せに行っちゃうんだよな」
「悪魔め」
「だって、怪我してるオレより痛がるから面白くて」
「悪魔め。
今度オレも試してみよう。
真剣に怖がってる桐田さんてかわいいもん」