シルバーブラッド 眠らぬ夜に
我が家の中心的人物だったおばあちゃん。
 
浩之の心は両親からは離れていたが、自分がおばあちゃんコンプレックスなのは自覚していた。
 
かなり大きくなるまで一緒に布団を並べて寝ていた。
 
困ったことがあると、いつも浩之の相談にのってくれた。
 
世界中が浩之を阻害しても、おばあちゃんだけは、浩之の味方だったし、おばあちゃんさえ味方でいてくれれば満足だった。
 
そのおばあちゃんが、浩之をおいて他界してしまった。
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