シルバーブラッド 眠らぬ夜に
確かに浩之は微笑を浮べたまま英樹を見ていた。
 
内側がどんなに空虚でも、

微笑むことが出来るだけだ。

英樹には、

それが分からないのだ。

頭がいくら良くても、

他人の心の中に興味の無い英樹が、

理解できることも永遠に無い。


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