シルバーブラッド 眠らぬ夜に

留守電にメッセージを残すだけに業を煮やした母上が、

浩之の帰りを待ちわびていたのだった。 
 
もう、

逃げられそうになかった。

「ほら早く。

家に帰るわよ、浩之」




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