シルバーブラッド 眠らぬ夜に
何となく、アツい気はしていた。
首筋にも触れてみた。
そこにもぬるぬるした手触りがあった。
「困ったな。」
浩之はつぶやいて、自分のアパートの階段を眺めた。
あれを這い上がるのは、至難の業。
ってやつだろう。
立てるようになるまで、ここに座り込んでいた方がいいかな。
でも、抜けた腰が回復するまでこんなところにうずくまっていたら、不審者と思われて通報されかねない。
そんな格好の悪いことにはなりたくない。
第一、血をたらたら流していて、思いっ切り怪しいのだ。
すぐに家に返してくれそうにない。
首筋にも触れてみた。
そこにもぬるぬるした手触りがあった。
「困ったな。」
浩之はつぶやいて、自分のアパートの階段を眺めた。
あれを這い上がるのは、至難の業。
ってやつだろう。
立てるようになるまで、ここに座り込んでいた方がいいかな。
でも、抜けた腰が回復するまでこんなところにうずくまっていたら、不審者と思われて通報されかねない。
そんな格好の悪いことにはなりたくない。
第一、血をたらたら流していて、思いっ切り怪しいのだ。
すぐに家に返してくれそうにない。