100万回愛してね★
「愛斗ー!」



校門で待っていると、でっかい声で俺の名前を
呼ぶ声がする。




「かえろ!」




俺に抱きついてきた。




「抱きつくな」




いつも、彼女に思ってないことを言ってしまう。



俺を見上げて少しにやけてる。




「キモい。にやけんな」




これは正直に言った。




「あ!まってよ~!」



矢沢由紀。




俺の彼女。




うるさくて、バカ。



そんな由紀は俺の彼女。


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