Dark and night



そんなわけで話を戻すと
母はその後高校を無事に卒業し

働くため田舎から
ソウル(日本で言う東京)へと
上京した。

そして仕事を探していた時
たまたま父の会社が目にとまったのである。




それから父の会社にまもなく入社し
この頃の韓国人の母は日本語を多く
知っていたので
会社の中の総務の経理課などを
担当していたようである。


そして父と母二人で仕事をする事も
珍しくはなかったようだ。

そうして二人で仕事をしていく内に
謝った方向に向かっていくのであった


ある日母は言ったと言うー。


「私は赤ちゃんが欲しい」

父は言ったー。


「分かった」


この時父は仕事でいろいろ助けてくれたから

ーと言い訳しているが

私としては少しでも気がなければ
子作りなんか普通しないと思う

というかはっきり言ってありえない。

そして少したったある日ー。

母の妊娠が発覚した。

それは紛れもない私の誕生だった

この時

母と父はもちろん私も後に
悲惨な出来事が待ち受けていて

苦悩の日々を過ごす事になろうとは

誰もまだこの時





知らなかった・・・。

そう誰も・・・。
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