すとっぷ☆ご主人様


私はイスに腰掛ける泰我の膝の上…



「あの…なんで私はここなんですか?」



「俺専用だから、席はひとつしかない」



そう言うと、動きだす飛行機…



「ぃやあッ!」



思わず泰我に抱き付く



「しっかり掴まっとけよ?」



これで事故にあったら、泰我のせいにしてやる……………!







「すごーい!すごーい!!」



キラキラと目を輝かせる



「飛行機内で暴れやがって……」



泰我はこころなしか、やつれた?



「キャーキャー言って、俺の首にしがみつきやがって…」



……確かに…



だって怖かったんだもん……



「ごめんなさい…」



「まぁイイ…どこ行きたい?」



………どこって言われても…



頭を抱えて悩んだ



「…あ!お前、知らないか、パリ!」


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