すとっぷ☆ご主人様


「泰我…?」



早足で歩く泰我



慣れないヒールを履いているから、ヨロヨロする



「泰我ッ…」



コツンとつまずいた



「キャッッ!!?」



ドテンと転んだ



「バカ、その服で転ぶなって言っただろ」



泰我の声がしたと思ったら



身体がフワリと浮いた



「ごめんなさい…」



抱き上げられていた



「あとで、覚えとけよ?」



妖艶に笑う泰我



「…ぇっあ、や…いぁ、その……」



「俺の行為をムダにしたんだからな…」



そんなぁ…



スルリとおろされた



「じゃ、行くぞ」



「どこに泊るの…?」



ホテルなんて…とってないだろうし………



「別荘、」



…別荘?


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