すとっぷ☆ご主人様
☆お祖母さま
「堅くなんなよ、依千花」
耳元で泰我の囁く声
「だ、だぃ、大丈夫……」
淡い黄色のドレスが揺れる
「大丈夫じゃなさそうだな……」
ネクタイをした泰我が私を見る
………だって、泰我のお祖母さんの誕生パーティーに………
なぜ私も!??
実は手も震えています…
だって私みたいな、普通の人…来ていいの??
「ちょっと来い」
泰我に手を引かれて、物かげに隠れた
「泰我…?……ンッ…」
優しく触れた唇
泰我の手が私の顔を優しく固定してる
キュと泰我のスーツを握る
しばらくして、唇が離れた
「…落ち着いただろ?」
艶やかに笑う泰我
……確かに震えが止まった………