すとっぷ☆ご主人様
☆異変
「依千花、」
「何でしょうか…」
パーティー以来、私は泰我が見れない
目を合わせられない
…怖い…
泰我を見たら、自分の中で何かが崩れる気がする
「…どっか悪いか?風邪か?」
泰我の優しい声が、心を締め付ける
「悪くないです」
言い逃げのように私はその場を後にした
泰我に気づかれてる
なんか変だって…
ふと鏡が目に入った
「…」
鏡に映るのは、さえない自分
…何…してるんだろう……
売られて、買われた私
…私って…なんなんだろう
「おいっ」
「…ご主人…様……?」
泰我がいる
「言い逃げすんな、俺のなんだから…」