すとっぷ☆ご主人様


見ていたくない



走り出した



頭の中は、真っ白



足がもつれた



「きゃッ……!」



痛い………



転んだ床が濡れている



ポタポタ流れ落ちていた



………ぇ………



「な……みだ……?」



目から涙が出ていた



胸がキュゥっと痛む



………なんなの……



この気持ち……



「わかんなぃ……」



しばらく立てなかった



床が涙で濡れた







「………」



車の中……



あれから、泰我は自分から出てきた



「………」



泰我の顔を見れない



「……おぃ、」



泰我が話しかけてきた



「はぃ…」


< 64 / 219 >

この作品をシェア

pagetop