すとっぷ☆ご主人様


ズベ!



「痛…い……ひくっ」



自分の部屋までもう少し………



「…依千花ちゃん……?」



晶さんだ………



涙を拭き取っても、また溢れる



「どうしましたか?」



「……ひっく…」



晶さんに聞かれても、わからない気持ちなんて



伝えられない



「依千花ちゃんは、泰我様が好きなのでは?」



………好き……?



「冗談です」



クスクス笑う晶さん



……好き…………



私の心にある気持ち



この気持ちの名前?



私は晶さんについて満理さんのいるところに行く



………晶さんが説得をしてくれている



私は俯いたまま






「…不愉快ですわ!」


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