一つの恋の物語
メール
家にバスに揺られながら20分かけて帰った。
近いワケじゃないけど、この家には親が居る日なんて珍しいくらいだ。
母親に会ったのは1ヶ月前で喋ったのは、いつだろう?
父親は、どこの誰かも分からないし。会った事もない。
部屋に行って携帯を見ると
【受信メール5件】
友梨からだ。
『どうしたの??授業始まったよ(>_<)』
『てか今日の放課後どうするの??』
…忘れてた。
すぐに返信
『ゴメン!今家に居るよ。カゼ引いたみたいだから放課後は無理だよ(/_;)』
…みのりからだ
『やっほ!!何かいろいろとゴメンねぇ☆彰とは何もないからぁ。また寄り戻しなよ!やっぱり璃奈とギクシャクするのも嫌だし!彰と今日話したぁ?あ!でも彰は今日、弟達の世話とかで忙しいみたいだから会いに行くのは難しいカモねぇ。まぁメールでもしてみればぁ?ぢゃぁねぇ』
とりあえず。返信
『そうなんだ。別に気にしてないし。寄り戻す気もないから。いろいろとありがとう。ばいばい』
彰からメールが来てた
『今、璃奈のクラスに行ったら居ないみたいだけど、ドコにいんの?ちゃんと話しがしたいんだけど。無理かな?メールして。』
返信する気はない。
マヂで今テンション下がってる。
最後に友梨から来ていた
『璃奈ってさぁ。千崎君と知り合いなの?今クラスに来てさぁ。璃奈のヘアゴム落ちてたからって言って届けに来たんだょ!』
これにも返信
今、ちょっとテンション上がってる。笑
千崎君の効果なのかな?よくわかんないケド返信する。
『まぁ。少しだけ!友梨は知ってるの??』
すぐに返信が来た
『カゼなの??大丈夫?わかったぁ!じゃぁ麻喜でも誘うゎぁ♪
千崎君の事は知ってるよ!一回、小学校で同じクラスだったし。明日、学校来れるなら、その時にヘアゴム渡すね!じゃぁお大事に』
『明日は学校行くよ!じゃぁね♪』
~♪♪
この着うた。みのりだ
『ぇぇ~!!寄り戻さないのぉ(>∀<)
ぢゃぁ明日ッ♪』
面倒くさいなぁ…。
~♪
「またぁ??」
しかも知らないアド。また、迷惑メールかな?そろそろアド変しようかな。
そしたら彰からもメール来なくなるし。