俺様VSﾄﾞ田舎娘

どうしよう…!!!


早くここから脱出しなくちゃ…!!!!



私は逃げる気満々の体勢に入った。




…なのに…







「ちょっと沙菜ー？なにやってんの？」



少し前の方でくーちゃんがレジの前にお財布を持って立っている。





あぁああああぁあ!!!!


ダメだよ、くーちゃん!!




お金なんて払っちゃあぁあ!!!!






私は口をパクパクと動かした。



だけど…




くーちゃんには私が何を言いたかったのか伝わらなかったらしく…


首を傾げてお会計を始めてしまった。






あぁああああぁあ!!!!




くーちゃんがお金払っちゃうー!!!



どうしよう…!?






私の脳内パニックは最高潮。






どうしようー!?



どうしようー!?!?






私がそんな風に慌てていた時だった…















「えーっと、学生2名様で……2400円になります」














レジを売っている従業員の声が聞こえた。













…2400円？



2人で？





1人…







1200円……？