俺様VSド田舎娘
「せ…せん…にひゃく…?」
私の動きが一瞬ピターーっと止まった。
そして次の瞬間…
ズダダダタ…!!!!!!
私はレジに向かって走り始めた。
「さ…沙菜!?」
そんな私にくーちゃんもレジさんもビックリ。
だけど私は、そんな2人にお構いなくレジに表示されている金額をみた。
2400円って書いてある…
確かに2400円と書いてあった。
「う…そでしょ?」
私はその場にペタリと座り込んだ。
何で…?
何でこんなに安いの…!?!?
私がそんな風に考えて座り込んでいると、くーちゃんが少々キレ気味に話し掛けた。
「あーもう……バカ沙菜!!とりあえずお金払って!」
「はいぃ…」
私はくーちゃんに手を借りて立ち上がり、1200円払った。