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「……ちゃん?おねぇちゃん!」

揺らされる感覚に気付くと、小さな女の子が覗き込んでいた。


「……っわ!!?」


寝ちゃってたみたい。


「どうしたの?」

「コレ、おねぇちゃんにだってぇ」

小さな手がギュッと握る糸の先に、真っ赤な風船が浮かんでいる。

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