悪魔な笑みにご注意を。




翌朝、相変わらず朝に弱い私はいつものことながら寝坊した。



…眠い……………お母さんのせいだ……。



そうぶつぶつ頭の中で文句を言いながら制服に着替え、居間に行きテーブルの上にあった一口チョコを食べているとまたもや


ガチャッ!!!!!!


と勢いよくドアをあけ、お母さんが入ってきた。



「……おは、



『その制服はもういらなーっいっ!!!!!』



私の目の前に立って仁王立ちしながら私の鼻先を人差し指でずびしっと指すお母さん



…つ、つめがいたいよ結構。


「………どーゆーこと、?」


そう、私実は今日から高校生。頑張って勉強して頑張って入った公立高校の制服を着て、さあ行こうとしてた娘に向かって制服いらなーっい!はないでしょう。




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