蒼空色のキミ。
序章 ◇過去◆
200*年

都市で全国女子バスケットボール大会が開かれた。



そんな中で、この少女の名前を知らない者はいなかった。



―――――白峰蒼衣。



天才的な技術を持った彼女は



すでに女子の領域を超えていた。



身長はさほどでもないが、



華奢な体でジャンプ力、スピード、技術。



男子でも敵う者はいないくらいの勝利の女神だった。
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