蒼空色のキミ。

って・・・・・・俺、何で素で話してんだろ。


隠せよ、俺!



「・・・あ、あの『他言無用だからな、転校生』」


「はい?」


俺は、そいつの唇に人差し指を当て言った。


すると、そいつは首をかしげる。



「何をですか?」


『俺、これでも王子様で通ってるから。下手にこの裏性格バラすなよ』


「あ、そういうことですか」


にこっと微笑むこいつ・・・


いちいち女っぽくて、調子狂うぜ。
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