初☆彼~ハツカレ~
「架奈?元気ないよー?どした?」
未樹にそう言われて、やっと気づいた。


・・・・屋上に行かなくちゃ。



「未樹!!ゴメン!ちょっと行って来る!!」

あたしは食べかけの弁当をつつみ、足早に屋上へ。





いつもはかなり疲れる学校の階段。



橋田のことを考えてれば、あっと言う間に最上階に着いた。


一回、ゆっくりと深呼吸をしてから屋上のドアノブに手をかける。



この先に、橋田はまだいるだろうか・・・・・。









そしてドアをゆっくりと開けた。











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