初☆彼~ハツカレ~
「橋田ッ!!」


あたしは嬉しくて、声をあげてしまった。

「ムリなんじゃなかったの?」

冷たい言い方。

機嫌を悪くしたみたい・・・。


「ごっ、ごめん・・・。やっぱりあたしも昼寝・・・したくて。」

それだけなのに、橋田を見ると赤くなってしまう。

自分の赤い顔を隠すために、少しうつむいて言った。


橋田は購買のパンの袋を開けている。

あたしは橋田と少し距離を空けて座り、食べかけの弁当を食べる。





無口なまま食べる昼食はなんだか寂しい。



何か話しかけようか・・・・。





そう考えているうち、橋田はパンを食べ終えてしまった。




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