初☆彼~ハツカレ~
「ちょっとこっち来いよ。」

橋田はあたしに手を招いている。

言われたとおり、橋田の所に行く。

「ここに座って。」

示されたのは橋田の隣。

「?」

とりあえず座ってみる。

「あー、座り方が違う。」

というと橋田はあたしの座りかたを直す。


「昼休み終わるまであと何分?」

「後・・・10分くらい。」

「…寝るから」

そう言って橋田はあたしの太ももにゴロンと頭を預けた。

橋田の髪はサラサラで、足がくすぐったかった。

「ちょっ・・・橋田!?」

「時間になったら起こして」


~~~~ッ。


後10分も持つかッ!!っていうくらい心臓がバクバクしてた。



でも・・・橋田の寝顔はいつもと違う。

幼くて・・・カワイイ。ずっと見ていたい。


あたしはまた"みんなが知らない橋田"を発見した。








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