初☆彼~ハツカレ~
「架奈、どした?」
「ふぇっ!?」
「さっきからため息連発しすぎ。何か悩んでることくらい分かるよ?何年親友やってると思ってんの?」
未樹はそう言ってあたしの肩を叩いた。
未樹にはなんでもお見通しだなぁ・・・・・。
「実は・・・あたしね・・・・・」
「うん?」
「告白・・しようか悩んでて・・・」
「うん・・・・・・・・・・・・・で?」
へ?「で?」ってなに!?
「・・・それだけ・・・だけど・・・」
「え!?」
未樹がとても驚いた顔をしている。
なんでそんなに驚いてるんだろ・・・・・?
あたしなんか言ったっけ?
「なんだ!あたしてっきり、もう告るのかと思ってたわ!!」
未樹は、はぁーと言って壁に寄っかかった。
「まだ決めてなかったんだぁ」
「うん・・・」
「で、ぶっちゃけ告白するの!?」
未樹はあたしにぐいぐいと顔を近づけてくる。
あたし・・・あたしは・・・・・