初☆彼~ハツカレ~

決心


「架奈ーーー!!!!」

「あ、未樹!おはよ」

相変わらず朝からハイテンションな未樹をさりげなくかわしつつ・・・・・・

「聞いて!!あたしいいこと思いついた!!」

「へ?」

「コレ!!コレ見てよ!!」

そう言って未樹はあたしの手にチラシを握らせた。
なんだろ・・・・・。

「クリスマス・・・パーティー・・・?」

「そう!イブの日にクラスでやるでしょ!?その時にねー・・・」

未樹はいつも大事なことを言う時、ガッツポーズをする癖がある。

「告白イベントがあるでしょ!!・・・体育館のステージからクラス全員の前で大告白するの!!」


まさか・・・・。
いやな予感がする・・・・・。

「だから・・・架奈も告っちゃえ!!」

え゛!?
いやな予感的中!!

無理無理!!なんで生まれて初めての告白をみんなに聞かれなくちゃいけないの!?


「あたしは無理だよ!!」

「えー?でもー・・・」


でもって何!?景品とか賞金があっても絶対ヤダからね!!





「もうエントリーしちゃった☆」








・・・・・・・・・!?












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