初☆彼~ハツカレ~
「キャーーーーーー!?」

「あれ、橋田なの!?」

「カッコイイーーー!!」

女子はもう大騒ぎ。
そりゃそうだね。
あたしもはじめはそうだったし。

「ちょっ、架奈!アレ橋田!?」
未樹まで驚いてる。
絡まれてる所を助けてもらった、っていうのは言ってたけど裏のことは言ってない。

「そーなの。カッコイイよね?」

「アレなら架奈が惚れるのも・・・・ねぇ?」

ふん!面食いですみませんでしたね!
でも橋田は助けてくれた時に惚れたんだから!

すると司会が
「では橋田くん。誰への告白ですか?」

お願い神様!!今、橋田に山野と言わせてください!!
あたしはぎゅっと手を握った。
すごく手に汗をかいて、気持ち悪かったけどいいの。あたしの恋愛人生がかかってるんだから・・・・・・!!

「えーっと。ステージにあげてもいいですか?」

「ハイ♪どーぞ♪」

「どーも。」

お願い!!
と思った時には誰かに手を握られてた。

・・・・・へ!?

と思って顔をあげたら橋田の笑顔があった。

う・・・・・ウソ・・・・・!?!?

「山野。上がって?」

「うっ・・・うんっ・・・・」

そう言われてあたしは橋田とステージにあがった。

「俺、好きなんだよね。地味な時に接してくれたとがメッチャ嬉しかった。」

そう橋田に言われてる時に、クラスの皆が
「架奈ー!!おめでとーー!!」
って言ってくれた。
嬉しいけど、恥ずかしくて。
顔が真っ赤になって、汗すごいかいて。
でも橋田に

「つきあって?」
なんてお願いされたら・・・・。


「ハイ・・・・。」






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