初☆彼~ハツカレ~
「ちょ、橋田・・・」

「食べさせて。」

何を寝ぼけているのか・・・。いつもの橋田と違う!!

「早く。腹減った」

「で、でも!コレはあたしの大好物のハンバーグでっ・・・」

そんなのはウソ。ただ気を紛らわしたいだけ。

「じゃ、いい。」

え・・・。なんかあっさり・・・?
ま、いっか!!これでお弁当食べられるしっ!!

「いただきますっ☆」

ハンバーグを口に入れる。

「おいしーっ!!」

「・・・ホントに?」

「え?うん・・・?」

「味見さしてよ。」

そういう橋田のために、あたしはフォークでハンバーグを一口サイズにする。

「架奈。」

へ!?
今、今・・・。架奈って!!
呼び捨て!!

あたしがびっくりして上を向くと。
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