先生と私。
二.曇り空



流れとはいえ、昨日あんな約束をしてしまった私…

"笑顔をプレゼントしてやるよ。"


"……馬鹿じゃないの…"

そう言ったのに、無理やり指を絡まされて…いつぶりだろうか…

指切りげんまんをさせられた。


なんでだろう…
少しだけ、ぽっかりと
穴が空いた心になにか
暖かい気持ちが流れ込んできた…―。


あいつは私の担任。
そして、唯一私が素敵な綺麗な人間だと思える人。







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