追憶 ―箱庭の境界―
★あとがき★
★あとがき★
本日、2011年3月26日。
無事に完結を迎えることが出来て、私を取り巻く全てに感謝しなくてはなりません。
3月11日、
皆様にも私にも、
これまでにない衝撃的な出来事がありました。
被災された皆様には、
心よりお見舞い申し上げます。
このタイミングで、私は何て暗い話を書いているんだろう…と、場違いだろう…と、公開を止める事も考えました。
でも、次に進む為に。
この話は、完結をさせなければならないと思いました。
彼を導いて、彼もまた、前に進まなくてはならなかった。
止まった時計の針を、動かす。
ただ単純に暗い話を書いている、空気の読めない奴。
そう思われても仕方の無い内容です。
しかし、
「砂漠の花」から長年お付き合い頂いてる皆様や、この作品を「最後」まで読んで下さった皆様には、私の思いが少しでも伝わっていると願いたいです。
3月11日、当日。
私も仕事中で、月1回の東京での会議の日にあたり、商業ビルの9Fに居りました。
高い位置に居た事もあり、性格上、冷静ではありましたが、今までに無い衝撃でした。
東京から帰れず帰宅難民にもなりましたし、某関東にある職場も多少なりと損傷があり。