追憶 ―箱庭の境界―


これ迄のお話を続けざまに読んで下さった皆様には、

「より深く」
読んで頂ければ嬉しいです。



相手に感情を伝えるという事。
理解し合う事。

それは互いの信頼を生む。


この春、この大変な現状の最中、今まで育ててきた部下が3人、新店舗に異動する事になりました。

送り出すのは私なのに、
「今まで本当にありがとう」「淋しい」と、花束と色紙を…、
逆に、貰ってしまいました。

部下たちに感謝するとともに、彼女たちの仕事の姿勢にも、私の思いがちゃんと伝わっている事に安心しました。
これからも、ちゃんと互いに支え合って進むだろうと、信じています。



人は、前に進む。

例え壁にぶち当たろうとも。
例え何かを、失っても。

間違いに気付く、
其れを、
認められる素直な心が在れば、


人は、やり直せるのだから。


其れが…
このお話の彼を辿って行き着く、答えでした。

子供、大人に限らず、
見えない未来に向かうのは、とても不安な事です。

それでも、進まなきゃ分からないじゃない。



最後に、
ここまで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。



私に関わる全ての人に、感謝。

2011年3月26日
もんこ

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