君は星
6.夢の中の夢
―…何だろう。
とても、心地よい。
いつまでも、こうやっていられたら……。
……あれ?
更莉は、薄く目を開いた。
…この景色…この揺れ……電車の中…?
体の右側と、左肩があったかい…。
「あ、起きた?更莉ちゃん。」
心地よく響く声の方を少し向くと、素敵な笑顔が、自分の顔のすぐ近くにあった。
「あっ!!」
更莉は、完全に目を覚ました。
―…そうだ。私、寝ちゃったんだ…!!
気が付くと、今にも爽の頬に触れてしまいそうだった。
そして、爽に寄りかかってしまっていて、右半身は密着状態。
そして、左肩には、爽の左手が、背中越しに回されていた。
支えててくれたんだ…。
とても、あたたかかった。
「っと…ごめんね。」
私はパッと左斜め下の方を向いた。
すると爽は、左手を、そっと私の左肩から離した。
「ううん。丁度、次の駅だよ。」
とても、心地よい。
いつまでも、こうやっていられたら……。
……あれ?
更莉は、薄く目を開いた。
…この景色…この揺れ……電車の中…?
体の右側と、左肩があったかい…。
「あ、起きた?更莉ちゃん。」
心地よく響く声の方を少し向くと、素敵な笑顔が、自分の顔のすぐ近くにあった。
「あっ!!」
更莉は、完全に目を覚ました。
―…そうだ。私、寝ちゃったんだ…!!
気が付くと、今にも爽の頬に触れてしまいそうだった。
そして、爽に寄りかかってしまっていて、右半身は密着状態。
そして、左肩には、爽の左手が、背中越しに回されていた。
支えててくれたんだ…。
とても、あたたかかった。
「っと…ごめんね。」
私はパッと左斜め下の方を向いた。
すると爽は、左手を、そっと私の左肩から離した。
「ううん。丁度、次の駅だよ。」