君は星
9.文化祭
ウチの学校は、
一日目にクラス出し物、
二日目に舞台発表と後夜祭を行う。
今日、ウチのクラスは、喫茶店をやる。
ちなみに、明日の舞台発表の宣伝を兼ね、それぞれの格好で。
そう。私は今、ロミオ。
「いらっしゃいませ。何になさいますか?」
クラスの子が仕立ててくれたこの姿は、中々ウケが良かった。
「更莉ちゃん」
私を呼ぶ声の方を振り向いた。
するて、そこには可愛らしい少女が立っていた……
長くてサラサラの髪。
ピンクのトップスに、
白いスカート。
大きな瞳に、長い睫毛。
「じゃ、取り合えず、クリームソーダ下さい。」
その少女は、にっこりと微笑んだ。
━━━いや、正確には、
"吉岡爽は、微笑んだ"
だ。
そう。
爽が選んだ手段は、
"女装"。
正直、かなり楽しみにしていたが……まさか、こんなに可愛いなんて…。
「木田さん!」
一日目にクラス出し物、
二日目に舞台発表と後夜祭を行う。
今日、ウチのクラスは、喫茶店をやる。
ちなみに、明日の舞台発表の宣伝を兼ね、それぞれの格好で。
そう。私は今、ロミオ。
「いらっしゃいませ。何になさいますか?」
クラスの子が仕立ててくれたこの姿は、中々ウケが良かった。
「更莉ちゃん」
私を呼ぶ声の方を振り向いた。
するて、そこには可愛らしい少女が立っていた……
長くてサラサラの髪。
ピンクのトップスに、
白いスカート。
大きな瞳に、長い睫毛。
「じゃ、取り合えず、クリームソーダ下さい。」
その少女は、にっこりと微笑んだ。
━━━いや、正確には、
"吉岡爽は、微笑んだ"
だ。
そう。
爽が選んだ手段は、
"女装"。
正直、かなり楽しみにしていたが……まさか、こんなに可愛いなんて…。
「木田さん!」