君は星
やばっ!!

ちょ、やめてよ裕恵ッ!!

「え?そん…」

ああ!!フォローしきらないッ!どうしたら…



「ふふ。そりゃあ、そうですよ。」

爽は、にっこり微笑みながらそう言った。


━━━━━え?嘘!?



「だって、私は……」



待って、爽!!

大変なことになっちゃうよ!?





「更莉ちゃんと、血の繋がったイトコなんですから。」





…………そ、爽…ッ…。





「そりゃあ、更莉ちゃんと似てるトコもありますよ。」





…やっぱ凄いよ、爽…。



「そっか!だよね~!更莉と似てたのかぁ!成程ね~。」

いやいや、
似てないでしょ。

私はそう思った。

「そうだね。パッと見、感じは違うけど、顔自体は似てるね。」

「え?そ、そうなの!?戸山くん!!」

だって、爽、有り得ない可愛いさじゃん…!!

「更莉ちゃん!」

突然、爽が口を開いた。





「ちょっと、校内案内して欲しいんだけど…。」
< 38 / 60 >

この作品をシェア

pagetop