君は星


爽は、
私の肩に
そっと手を置いた。





「更梨ちゃんを、他の男となんて、踊らせたくなかった。」





彼の真っ直ぐな瞳と、
私の涙に濡れた瞳。



「それとも」





「更梨ちゃんは、僕が他の子と踊っていても、何とも思わない?」





私は、どれだけ馬鹿なのだろう。





「…思う。」





爽は、私を抱き締めた。





どうしてこんなに愛しいのだろう?





全部全部全部、愛しい。








「ほらね、僕らが抜けちゃっても、構わず続けてるでしょ?」
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