君は星
「更梨ちゃんだけの星だって、構わないんだよね。」

「そんな…!」

「でもさ。」

……でも?

「やっぱり、今の僕が"僕"であって、芸能活動をやめたら、僕でなくなってしまう気がするんだ。」

「じゃあ…!」

「うん。やめる、ってのは、ホントのホントに最終手段だから、安心して。」

そう言った爽は、
小さくピースをした。





やっぱり、大好きだ。

……爽の、満面の笑み。


















いいのかな?

私みたいなのが。
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