君は星
爽はみんなの星なのに。

でも、

私にとって、爽は…



やっぱり、"爽"なんだ。



確かに、芸能活動だって
爽の一部であって、
魅力なのかもしれない。



けれど、
やはりそれ以前に、
"爽"は、
私を想ってくれる、
大切な存在。





私の空から、
爽という星一つが
欠けてしまえば、

私の空は
ただの闇でしか
なくなってしまうだろう……。















私は黙って、
爽の手を握り締めた。
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