君は星
5.お出かけ
"…あのさ、今度の日曜、空いてる?"
思い出すだけでドキドキしてしまう。
あの日の電話。
後半の、会話。
"良かったら、遊園地行かない?"
断る理由なんて、無かった。
今日は日曜。
見事に晴れ、風は心地よく吹き抜ける。
「ごめん、待った?」
そう言って、私の目の前に現れたのは、吉岡爽。
息を切らしている。
…私の姿が見えて、それで、急いで…?
「ううん!私が早く来すぎちゃっただけだよ!」
実際、時間までまだ10分余りある。
更莉は、大人気アイドルを待たせるのはしのびないという気持ちと、どうしてもはやる気持ちから、30分前には来てしまったのだ。
だが、あまり時間を感じることはなかった。
緊張している間に…
そして、思い返している間に、時間なんてあっという間に過ぎてしまった。
思い出すだけでドキドキしてしまう。
あの日の電話。
後半の、会話。
"良かったら、遊園地行かない?"
断る理由なんて、無かった。
今日は日曜。
見事に晴れ、風は心地よく吹き抜ける。
「ごめん、待った?」
そう言って、私の目の前に現れたのは、吉岡爽。
息を切らしている。
…私の姿が見えて、それで、急いで…?
「ううん!私が早く来すぎちゃっただけだよ!」
実際、時間までまだ10分余りある。
更莉は、大人気アイドルを待たせるのはしのびないという気持ちと、どうしてもはやる気持ちから、30分前には来てしまったのだ。
だが、あまり時間を感じることはなかった。
緊張している間に…
そして、思い返している間に、時間なんてあっという間に過ぎてしまった。