ハローバイバイ
『あぁー!!もう・・・桃乃、落ち込まない!!』
そう言いながら葵那は椅子から思いっきり立ち上がった。
「うぅぅ~・・・」
『もう・・・響生、あんたさりげなく聞いてみてあげて。』
『了解!!』
そう言って教室から勢い良く出ていく響生くん。
『さりげなくよ!!・・・って、聞いてないね・・・あのバカ。』
「葵那ぁ~・・・ありがとう!!」
そう言いながら私は葵那に抱きついた。
『まぁ、あのバカが上手くやってくれればの話しだけどね・・・』
「・・・・・・。」
大丈夫。
嘉月は、今までと違うもん。
絶対に大丈夫・・・