LOVEファイト!
「父さんから何か言われた?」

「いんや。ただ…」

「こういう騒ぎは二度と起こすなと、クギを刺されたぐらいね」

2人は苦笑した。

一応父さんには、青城先輩も朱李ちゃんも助けに来てくれたんだから、咎めないで欲しいと言ったんだけど…。

「大丈夫! もうわたし自身が黄龍だって、認めたんだもの。わたしにちょっかいを出そうというヤツが出たなら、返り討ちにしてやるわよ!」

「カッケーな、月花」

「カッコ良い! 陽菜子さん!」

朱李ちゃんが抱き付いてきたので、優しく頭を撫でてあげる。

可愛いなぁ。妹みたい。

「あ~! 朱雀! 何ひなさんに抱き付いてるんだよ!」

ちょうどその時、正義くんと中川さんが理事長室に入ってきた。
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