LOVEファイト!
「二人とも正義くんのことを心配して、わたしの所に来たの。正義くんがその…美夜の学校の人とトラブっているって…」

「アイツら…!」

「あっあの、怒らないであげてね!」

彼から殺気立つオーラを感じて、わたしは慌てて止めた。

「それでわたしにも危険が及ぶかもしれないから、しばらく正義くんに会わないようにって言われたの。翠麻くんからは1ヵ月以内には片がつくからって言われたし、それならと思って…」

「オレと会うことを控えてたんだ」

「うん…。ホント、ゴメン。翠麻くんのこと、何となく言い出しにくくて」

「いや、オレも知らなかったのが悪いし」

正義くんは深く息を吐くと、罰が悪そうな顔をした。

「美夜とは…確かに今ちょっとゴタゴタしてる。ひなさんに危険が及ぶことは絶対に無いとは言えないし、オレもずっとひなさんを守れるワケじゃないから…。
藤矢や楓のしたことを、責められないケド…」

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