LOVEファイト!
「まっ、それも今日までだ。いい加減、こっちとしても決着をつけたいからな」

「…でも四獣神は4人いるからこそ成り立つんでしょう? 彼を叩いたら、バランスが崩れるんじゃないの?」

「詳しいな。でも大丈夫。俺は別にヤツを叩こうなんて、コレっぽっちも思ってないから」

ワザとらしく、肩を竦めて見せる。

「じゃあ…何が目的?」

「うん、あえて言うなら、少し玄武には大人しくしててほしいんだ」

「大人しくって…。そんなに暴れているの?」

「自分の領域に入ってきたもの、あるいは荒らすものには容赦ないよ、彼は。だから俺も動きにくい」

「領域を守るのが、四獣神の役目だからでしょうが!
そんなことしたら、他の3人がっ!」

「あっ、大丈夫。1人は俺だから」

そう言って白雨は自分を指さした。

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