冷たい風に打たれて
風を操るその姿に周囲の人々は魅了されていた
両手を高らかに上げ横へと降り下げる
するとゴルフ場の周辺100キロ先まで雲が分かれ太陽が顔を出した
「いや~!流石風華ちゃんだ!今日も素晴らしかったよ!」
「いいえ。それ程でも。」
「これ、お礼。」
八木田が胸ポケットから札束を風華に渡そうとする
「ありがとうございます。これから仕事ですので、失礼致します。」
そう笑顔で受け取ると風華はその場を去った